■動作環境
UFOCaptureの動作には次の3つが必要です。
- DirectX8.1以降に対応したキャプチャデバイス および ビデオカメラ
- 十分な処理能力のWindowsパソコン
- DirectXランタイムなど動作に必要なソフトウエア
●動作環境の目安
動作はWindowsパソコンに限られます。処理能力によりキャプチャできる範囲が異なります。
パソコンはCPUが2GHz以上のできるだけ最新型がお勧めですが、AVI 320*240であればCPUがおよそ1GHz程度の機種で動作します。
V1.30より導入された15fpsモードではさらにその半分程度の処理能力で動作します。
キャプチャデバイスについては、Windows Media Encoder,Windows Movie Maker,その他DirectXを使うフリーソフトで動作する機種であれば通常動作します。
●キャプチャデバイス
UFOCaptureの動作にはUSB接続ビデオカメラ、IEEE1394(DV)接続ビデオカメラまたはPCI接続のビデオキャプチャボード/チューナーボードなどの DirectX 8.1以降対応のビデオキャプチャ製品が必須です。
Windows Media Encoder対応や Windows Messenger対応の製品であれば動作する可能性が高いです。ただし、メーカーによっては、独自ソフトを使用していたり、インターフェースを省略しているもの、他社ソフトとの組み合わせで動作しないように設計されているものなどがあり、これらでは動作しません。
- キャプチャデバイスの機種により、サポートされている解像度は異なります。
- ハードウェアエンコーダ内蔵機種にも利用可能な機種がありますが、エンコーダ機能は本ソフトでは使用していません。
- VFW対応の旧機種もDirectX内蔵のVFWキャプチャフィルタにより動作するものがあります。
- フレームレートが30フレーム/秒から大きく外れたものは正常にキャプチャできない場合があります。
現在までに動作が確認されいる製品としては以下があります(いずれも各々の最新ドライバソフトを利用しています)。
- USBカメラ
- Logicool Qcam Pro 3000 (USB接続ビデオカメラ、 320*240,640*480のみ対応) (推奨)
- PCIビデオキャプチャボード
- 推奨機種
- ELSA EX-VISION 500TV (TVチューナー/ビデオ入力ボード 全解像度対応、最新ドライバをご使用下さい)
- ELSA EX-VISION 300TV (TVチューナー/ビデオ入力ボード 全解像度対応、最新ドライバをご使用下さい)
- メルコ BUFFALO PC-MV3S/PCI (TVチューナー/ビデオ入力ボード 全解像度対応)
- I-O DATA GV-BCTV7E (ビデオ入力ボード 全解像度対応.....デフォルトでは若干暗めの映りです)
- I-O DATA GV-D1VR (ビデオ入力ボード 全解像度対応...デフォルトでは若干暗めの映りです)
- 利用可能機種
- 玄人志向 SAA7130-TVPCI (TVチューナー/ビデオ入力ボード 全解像度対応)
- SAA7130-TVPCIは製品付属ドライバはデフォルトで海外仕様(PAL-B)に設定されるため、そのままでは動作しません
- インターネット等から、NTSC-J対応に変更したドライバを入手してインストールして下さい。
- ノバック PRIME TV7133(NV-PT1000)( TVチューナー/ビデオ入力ボード 全解像度対応)
- 動作はするのですが、システムディレクトリに固有モジュールを登録するので上下反転、明度最大値の変化なとが発生する場合があります。
- チャネル切り替え等のチューナーの制御はUFOCaptureからはできません。製品添付のソフトを併用して下さい。
- Canopus QSTV2004(TVチューナー/ビデオ入力ボード 全解像度対応)
- 入力切替ができません。添付ソフトでコンポジット入力状態にし、UFOCaptureでV1を指定するとコンポジット入力固定で使用できます。
- UFOCaptureFreeではTVチューナー入力しか選択できないことがあります。
- BUFFALO PC-SMP2E/PCI (TVチューナー/ビデオ入力ボード 全解像度対応)
- ドライバの反応が遅く、マルチファイルモードでのクリップ間の不感時間が2秒程度増加します。
- KEIAN JH-TV1735 (TVチューナー/ビデオ入力ボード 全解像度対応)
- NTSC以外にPAL,SECAMなど各種のビデオ規格に対応しています。
- ドライバの反応が遅く、マルチファイルモードでのクリップ間の不感時間が2秒程度増加します。
- USB2.0接続外部キャプチャ機器
- ELSA EX-VISION 600TV(USB2.0接続TVチューナ/ビデオ入力ボックス、全解像度対応)(推奨)
- 高性能ノートパソコンでのアナログキャプチャに最適です。640*480 30fps AVI は Pentium-M 2GHzで負荷60%程です。
- Pentium-Mの1.7GHz以上か、デスクトップ用Pentium-4 を搭載したノートパソコンが必要と思われます。
- IEEE1394接続
- IEEE1394接続ではDVカメラ(Sony製ハンディカムなど),アナログ-DVコンバーターなどが接続できます。
- IEEE1394インタフェースはOHCI準拠のもの(最近のノートパソコン内蔵のもの殆どOHCI準拠です)。
- PCI接続のIEEE1394ボードとしては例えば次のものなどが動作実績があります。
- Buffalo IFC-PCI7IU2(USB2.0&IEEE1394)
- DVコンバーターを接続すればノートパソコン等でも任意のカメラからのキャプチャができます。DVコンパータとしては例えば以下のものが使用実績があります。
- IEEE1394使用時はビデオキャプチャデバイス名が「Microsoft DV Camera and VCR」となります。
- DVコンパータやシャープ製DVカメラなど一部の機種では、システムドライバのファイルバージョンによって相性問題があります
- C:\WINDOWS\system32\DRIVERS\1394bus.sys のファイルバージョンが 5.1.2600.1106 か 5.1.2600.1135 なら動くが 5.1.2600.1150 か 5.1.2600.1156 ではキャプチャデバイスとして認識されないことがあります。
現在までに動作しないと判明している製品には以下のものがあります。
- NEC SmartVision Pro シリーズ (他社ソフトでは動作しないようにプロテクトされています)
- Canopus DV Raptor (ドライバの相性問題があるようです)
- IO-DATA USB-CCDCHAT (V1.43以降なら環境次第で動作することがあるのですが、本ソフトではコマ落ちが激しくお薦めできません)
以下はメールや掲示版等で動くと報告があったものです。
- ELSA EXVisiion700TV
- ELSA Ex-Vision 1500TV
- ASK VC VISION300 PCI(EV300-PB)
- IODATA GV-BCTV5/PCI
- IODATA GV-ADTV
- アルファデータ AD-VDOUS2 (ノートパソコンでの長時間動作は難しかった)
- CANOPUS MTV-2000/1000(同社のMTV G-Specというソフトを導入すると使用可能になる)
- CANOPUS AceDV, DVTX200
- LogitechのOuickCamPro4000
- Creative WebCam5
- SKNETのMonsterTV Pocket (PCMCIAカードタイプ)
個別製品の利用可否についての質問にはお答えしていません。最新のサポート状況については、ホームページのFAQおよび掲示板等での情報交換をご利用ください。
製品をお持ちの場合には、UFOCaptureFree版 あるいは UFOCaptureProの試用期間内で確認してください。
●PCの能力
UFOCaptureの動作には、CPU、ディスプレイアダプタ、ハードディスク、メモリ、ソフトウエア環境などが関係します。
推奨環境は Windows XP デスクトップパソコンでCPUが2.4GHz以上、メモリが512MB以上のものです。
- この環境であれば、640*480のWMVファイル生成に処理能力的には十分です。
この環境に満たないパソコンでも解像度とフォーマットにより利用可能な場合があります。
- 例えば、Windows Me ノートパソコン CPU P3-800MHz/256MB でも 320*240 AVI 30fps記録やWMV 15fps記録が可能だったケースがあります。
- 最低条件の動作にもメモリは256MB必要です。384MB以上を推奨します。
処理能力が不足すると録画内容が乱れたり、キャプチャが停止したりします。
- パソコンの能力不足で、処理が間に合わず、DirectXモジュールが不安定になった場合、V1.35以降では警告音が出で、モジュールが自動的に再起動されます。
- この場合、キャプチャしたクリップは可能な限り保存されますが、必ずしも完全なものではありません。またこの場合にはタイトルバーに発生したError数が表示されます。エラーが多発するパソコンでの使用はお薦めできません。
ノートパソコンでCPUが1MHz程度の場合は長時間動作時などに不安定になることがあります。
- ノートパソコン等の処理能力の低いパソコンではハードディスクの遅延書き込みを無効に設定して下さい。これによって、ディスクキャッシュパージ処理と競合することがなくなり、処理能力が低いパソコンでもより安定することがあります。
パフォーマンスの参考に幾つかのマシンにおける30fps時のおよそのCPU負荷率実測値を掲載しておきます。15fps時はおよそこの半分です。
AMD AthlonXP 1800+ 512MB + ELSA EX-VISION 500TV
|
AVI |
WMV |
320*240 |
○15% |
○50% |
640*480 |
○40% |
△95% |
720*480 |
○70% |
× |
INTEL Pentium4 2.53GHz 512MB + Logicool Qcam Pro 3000
|
AVI |
WMV |
320*240 |
○10% |
○45% |
640*480 |
○25% |
○75% |
INTEL Pentium4 2.53GHz 512MB + Buffalo PC-MV3S/PCI
|
AVI |
WMV |
320*240 |
○10% |
○40% |
640*480 |
○25% |
○60% |
720*480 |
○50% |
○90% |
注)器機とドライバにより、例えばIEEE1394(DV)入力時などはCPU負荷が上記表より大幅に増加することがあります。夜空用のシンチレーションマスク機能を使う場合には2倍程度に負荷が増えることがあります。
●必要なOS環境
- Microsoft Windows XP Pro/home, Windows 2000, Windows Me
- DirectX 9.0b 以降のランタイムモジュール (必須)
- Microsoft社のホームページから無償でダウンロードできます。 最新版を使用して下さい。
- キャプチャデバイス付属ソフト
- ドライバ、DirectX用モジュールなどが含まれています。
- 事前にキャプチャ製品付属ソフトで動作することを確認しておく必要があります。
- IEEE1394接続の場合はIEEE1394端子を備えているパソコンであればOSが直接対応するので必要ありません。
- Windows Media Player 9(PLAYボタンによる再生に必要です)
- Microsoft社のホームページから無償でダウンロードできます。
- InternetExproler (ヘルプを読むのに必要です )
- Microsoft社のホームページから無償でダウンロードできます。 最新版がお勧めです。
- マイロクソフト社製dll : MSVCR70.dll (ダウンロードlzhパッケージに同梱)
- Windows Movie MakerまたはWindows Media Encorder (必須ではありません。事前に環境の動作確認ができ、確実にWMVコーデックが導入されるのでお薦めです)
- Microsoft社のホームページから無償でダウンロードできます。 最新版がお勧めです。