UFOCapturePro UFOCaptureFree
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■概要 ■動作環境 ■使い方 ■構成例 ■入手方法 他 ■FAQ

■使い方


●起動と終了

起動: 実行プラグラムは UFOCap.exe です。インストールしたディレクトリのUFOCap.exe をクリックして下さい。

終了: ダイアログの右上の × ボタンを押してください。


●入力デバイス設定

画像入力デバイスはVideoコンボボックスで選択します。音声入力デバイスはAudioコンボボックスで選択します。

これらのコンボボックスにはシステムに接続された有効な入力デバイスが自動的にリストアップされています。

デバイスが複数ある場合にはコンボボックスの下矢印をクリックするとそのリストが表示されるので、その中から

所望のデバイスをダブルクリックして下さい。


PCI接続TVチューナー ELSA EV500TVの場合

USB接続カメラ Logicool QuickCam Pro 3000の場合

プログラムを起動した時点で有効なデバイスが各々1つの場合には選択する必要はありません。

選択したデバイスが指定する解像度をサポートしていない場合には RUN ボタン押下時に

ダイアログボックスで注意がでますので、デバイスまたは解像度の指定を変更して下さい。

各コンボボックスの右の「Set 」ボタンはRUN後に有効になります。

これを押下するとデバイスのプロパティを映像を見ながら変更できます。

画像入力デバイスでは通常、明るさやコントラストを調整することができ、

音声入力デバイスでは通常、ボリュームを調整することができます。


Input グループ内のラジオボタンは入力デバイスの入力選択設定です。

各ボタンと実際の端子の関係は入力デバイス毎に異なります。

V0〜V2でビデオ入力の選択、A0〜A2でオーディオ入力の選択ができます。

PCI接続TVチューナー ELSA EV500TVの場合は

USB接続カメラ Logitech QuickCam Pro 3000の場合は

となっています。他機種の割り当てはFAQを参照して下さい。


TVチューナーボードの場合には TV_Cable ラジオボタンと CH スピンコントロールで

チューナーのチャネルを選ぶことができます。CHはチャネル番号です。

絵や音が出ない場合、これらをRUN後に操作して妥当な端子の設定をしてください。


●メディアタイプ設定

Codec 選択コンボボックスでコーデクを選択します。現在は非圧縮AVIと音声付高圧縮WMVが選択できます。

FrameSize と FPSの2つのラジオボタン群で解像度とフレームレートを指定します。



●検出条件設定

Detectグループボックス内の Area1 から Area4 までのラジオボタンによって4つの監視領域について各々の有効/無効を設定できます。



動体検出感度は画面下のバーとスライダーによって設定します。(V1.50より新しい2段階方式になりました)

バーには監視領域内の現在の変化が表示されます。

スライダは左に動かすとより敏感になり、右に動かすとより緩やかな検出になります。

Detect Level は各画素の明度変化の検出感度を設定します。

Detect Size は明度変化がDetect Levelを超えた部分の画素数を設定します(1〜300までは1きざみ、300以上は100きざみで指定できます)。

Detect Sizeのバーが設定値を超えると対象が動いたと判定され、キャプチャが始まります。

(Detect Levelのバーが設定値を超えただけではキャプチャは始まりません)

最初は下図のように Detect Size を 1 に固定して、Detect Level をノイズレベルのやや上から倍程度に調整して使用して下さい。

こうすると1画素でもDetect Levelを超える変化があったら動作開始として検出されます(V1.43以前のPeak値による検出と同じになります)。

昆虫や星の瞬きなどの小さい対象の変化を無視したい場合にはDetect Sizeを10〜200程度に上げてください。次の例では 11 画素以上変化しないと動体としては検出されなくなります。

大きな対象しか検出したくない場合には以下のようにDetect Sizeを高めに設定して下さい。例えば以下の例では30×30=900画素未満の明度変化は検出しなくなります。

実際に監視して、検出対象に応じて、試行錯誤して調整して下さい。


UFOCaptureProには次の3つのノイズ処理機能があります。

Scintilation Mask は、夜空の監視で流星をキャプチャしたい場合などに、明るい恒星の瞬きが激しく、監視レベルを下げることができない場合に使用します。

入力映像の1コマ 入力映像から生成されたマスク 星座との関係


Noise ReductionラジオボタンをONに設定すると、周囲4画素の明るさの平均値を使用して動体検出をするようになります。これによって、画素ノイズの多い超高感度カメラなどの使用時にノイズレベルを1/2程度に低下させることができます(NR時には1つの画素の変化が4つの画素に影響するので、Size指定をぎりぎりに下げたい場合には使用しない方が良い場合があります)。NR時でも表示/記録画像の解像度は変化しません。


長時間動作中、ノイズレベルが変化して不要なキャプチャが沢山できてしまう場合には、Noise Tracking ラジオボダンをONに設定します。Noise TrackingモードではNoise Levelが変化しても、常に Detect Level = Noise Level * Ratio となるように、Detect Levelが自動調整されます。

Ratioはスピンコントロールで設定しますが、レベル設定スライダーバーを動かすとその時点のDetect Level と Noise Level から Ratioを再設定することができます。ノイズが無く、ノイズレベルが 0 の時には比率が計算できないので自動調整機能は働きません。ノイズレベルが安定するまでには数秒から10数秒かかることがあります。

上図の例ではRatioが120%に設定されているため、Detect Level は Noise Levelの1.2倍になるように自動調整されます。

この自動調整機能はノイズレベルが徐々に増加してしまうカメラを使っている場合や、夜空に光害や天候の変動によらず高感度で長時間監視したい場合などに有効です。


Sense Bright Obj OnlyラジオボタンをONに設定すると、明るい対象が移動した明度変化しか検出しなくなります。このモードは夜空の流星など、周囲に比べて明るい対象のみをキャプチャしたい場合に有効で、雲を背景にしたく鳥や昆虫などの黒い移動物体によって不要なキャプチャが大量に発生するのを防ぐことができます。


これらノイズ処理、特にシンチレーションマスクは負荷が増加します。処理能力に余裕がない時は指定しないで下さい。


●シフト時間設定

Frame Shiftグループ内のスピンボタンにより Head, Tail, Diff, Wait ,Minの5つのパラメータをセットして下さい。

これらはすべて フレーム数で指定します。30fpsなら30で1秒、90で約3秒です。

Headには動体検出した場合に、さかのぼって記録する時間をセットします。

Tailには検出が終わった後に付加する記録時間をセットします。

Diffは比較するフレームの間隔をセットするものですが、通常2で変更の必要はありません。比較間隔を大きくするとゆっりくとした動きを含めた非常に高感度の設定となります。

WaitはRUN後に監視を開始するまでの待ち時間をセットします。自動露出調整のカメラを使う場合などで、起動時に画像が安定しない時間が長い場合などに使用します。マルチファイルモードではクリップの終了時、ストリーム切り替え後に毎回この時間、監視を待機します。シングルファイルモードではRUN直後の1度しか有効になりません。

Minに設定されたフレーム数より正味の動体検出フレームが少ない場合、そのクリップをキャプチャ直後に自動削除します。

フレーム数にはHeadとTailが含まれません。 0を設定するとすべてのクリップが保存されます。

例えば、4を設定すれば 正味の動きが4フレーム未満のクリップは保存されません。 Head 40, Tail 30 の場合、保存されるクリップは全体で74フレーム以上のものになります。この設定は、マルチファイルモードの時のみ有効です。

V1.62よりMinを2以上に指定した場合には、2フレーム以上閾値を超える状態が連続しないとキャプチャを開始しなくなりました。これによって電気的ノイズや宇宙放射線による1フレームのみのノイズを完全に無視することができます。通常Minの指定はシングルファイルモードでは無効ですが、この1フレーム無視機能のみシングルファイルモードでも有効です。また、この機能によって無視された場合にはログにも残りません。

V1.83よりMinを1に設定した場合のみ、Detect Sizeの10倍以上の変化があった場合には1フレームのみの変化でもキャプチャを開始するようになりました。Min=0に設定した場合には従来どおり、1フレームのみ変化は全て無視されます。


●スーパーインポーズ設定

Super Inposeグループボックス内のラジオボタンにより、画面および録画内容にスーパーインポーズする項目を選択できます。


●キャプチャ先指定/ファイル操作


格納先ディレクトリは Dir エディットボックスで設定します。右のボタンにより参照できます。

十分な空き領域のあるディスクを選択してください。特にAVIではキャプチャファイルが巨大になるので注意が必要です。

格納ファイル名はシングルファイルモードでは監視開始時刻、マルチファイルモードでは動体検出時刻をもとに自動生成されます。

+Date Dir ラジオボタンをONに設定しておくと、指定ディレクトリの下にYYYYMMDD形式の日付ディレクトリが必要に応じて自動生成されます。

日付ディレクトリは起動時、RUN時、+DateDirラジオボタンをONに設定変更した時に作成されます。一度のRUN中にはたとえ途中で日付が変わっても変更されません。Detect Schedule を設定しておき、自動的にRunさせた場合にもRun時点の日付に応じて自動生成されます。

PLAYボタンはキャプチャファイルリスト内で選択されているファイルを再生します。

PLAYALLボタンはキキャプチャリスト内の全ファイルを連続再生します。

DELETEボタンは選択されているファイルを即時に消去します(ゴミ箱に入らず、直接消去されます。復活の方法はありません)。

DELETE ALL ボタンは確認の後、表示されている全ファイルを消去します(ゴミ箱に入らず、直接消去されます。復活の方法はありません)。


V1.51より、ファイルリストを右クリックすると次の機能をもったポップアップメニューが表示されます。

Read Directory: Dirで指定したディレクトリの中既に存在する名称が"M2"で始まるファイルをリストに再読み込みします。再読み込みしたファイルはファイル操作することができます。

Open Directory: Dirで指定したディレクトリをWindowsのエクスプローラーで別ウィンドに表示します。

●動作モード設定

RUNボタンにより監視動作を開始します。RUN後にはRUNボタンはSTOPボタンになります。

Lock ラジオボタンをONに設定すると、殆どの設定項目の操作を禁止状態にします。これにより不用意に画面をクリックして監視領域が変更されてしまたり、Detect Levelが変化してしまうのを防ぐことができます。

Single File ラジオボタンを ON に設定すると、キャプチャされたすべての動画は1つのファイルに連結されて出力されます。

このシングルファイルモードにすると、編集には不便ですが、監視の切れ目を全く無くし、カメラを連続動作状態とすることができます。

これはオートアイリスカメラなどで、一旦停止した後に露出調整が始まり、映像が安定するまでに時間のかかるUSBカメラなどに有効です。

Single File ラジオボタンが OFF のマルチファイルモードでは個々のクリップは別々のファイルに格納されます。

この場合には1つのクリップの格納後に通常数秒程度のストリームの切り替え時間とWaitで指定した時間監視が中断されます(キャプチャデバイスは毎回リセットされ再度セットされます)。


Option ボタンを押すと次の動作オプション設定ダイアログが表示され、監視スケジュール、容量制限、動体検出時のアラーム処理を設定することができます。

Operation


Limit Directory Size


Capture Alarm


Capture Log

CaptureLog.csv ラジオボタンをONに設定しておくと、キャプチャのログを "CaptureLog.csv"という名称のファイルとして作成することができます。

Cyyyymmdd.csv ラジオボタンをONに設定しておくと、キャプチャのログを 年月日を元にした名称のファイルとして作成することができます。

Cyyyymmdd_hhmmss.csv ラジオボタンをONに設定しておくと、キャプチャのログを 年月日時分秒を元にした名称のファイルとして作成することができます。

Log Operations ラジオボタンをONに設定しておくと、RUN/STOPボタンを押した時刻、つまり監視開始/終了時刻をログファイルに記録することができます。


Super Impose

Alter Date and Time ラジオボタンをONに設定しておくと、映像にスーパーインポーズされる日時を任意の日時に設定できます。

Super Impose position offsetの設定によってはスーパーインポーズの縦方向の位置を調整できます。


Misc


●インストール

WindowsXpなどではインストールには管理者権限が必要です。

入手した lzhパッケージ をインストールしたいディレクトリに解凍展開してください。

ディレクトリ内の Install.bat を起動して下さい。

一度インストールしたディレクトリを移動した場合には再度Install.batを起動して下さい。

Install.bat は regsvr32.exe を用いたUFOFilter.axのシステムへの登録をするだけです。

他のディレクトリにファイルをコピーすることはありません。

Windows MeなどでInstall.batが失敗する場合には InstallMe.bat を実行してみてください。これはregsvr32.exeがC:\Windows\Systemに存在するマシン用のものです。

[注意] バージョンアップ時も必ずInstall.batを起動して新しいUFOFilter.axが使用されるようにして下さい。

●アンインストール

インストールしたディレクトリの Uninstall.bat を起動してください。


●レジストレーション

ライセンスキーを入手したら、レジストレーション操作をして下さい。

UFOCaptureProを起動し、監視停止状態で、UFOCaptureProウインドの最左上のアイコンを右クリックし、システムメニューを出します。

システムメニュー内の Version Info をクリックして次のダイアログを表示します。

User Nameにご自身のお名前など登録したい名前を入力し、

License Keyに入手したライセンスキーを入力して、REGISTERボタンを押してください。


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