UFOCaptureEx
UFOCaptureExは UFOCapturePro の実験用バージョンで、外部コーデックの利用、マスク画像記録、ヒットマップ記録、非線形ノイズ追従などができます。
UFOCaptureProのライセンスキーをお持ちの方は無償で使用できます。試用期間はありません。
UFOCaptureExには公開に至っていない動作が不完全な機能や一般には必要のない付加的な機能が含まれています。
正式なサポート、マニュアルはありませんので、これらご了解の上、ご使用下さい。
UFOCaptureV2の公開に伴い、公開を終了しました。関連プログラムはこちらからどうぞ。
[UFOCaptureEx 拡張機能 概要]
- Codec コンボボックスに使用できる可能性のある全コーデックが表示されます。
- Disp C ラジオボタンをONに設定するとプレビューウインドに以下のコンポジット映像を表示します。
- SMask = ON 時
- 入力映像の長時間平均画像を空間フィルタ処理した画像の明度をCG指定値倍した背景画像
- 動体検出画素の明度をHG指定値/10倍した画素
- SMask = OFF時
- 入力映像の長時間平均明度を CG指定値/10倍した映像
- Noise Tracking 時の Detect LevelとNoiseの差の最低値を Delta として指定できます。
- Option Exボタンにより以下のオプションダイアログを表示できます。
- Store Bitmap Filesの指定によりマルチファイルモード時、クリップ毎に以下の静止画を保存できます。
- SnapShot ラジオボタンにより、キャプチャ終了時の入力画像にマスク、ヒットマップを重畳した画像をMxxx.bmpファイルとして記録します。
- ヒットマップの色は水色/白/黒/非表示を選択できます。
- Composit ラジオボタンにより、Disp C相当のコンポジット画像をMxxxC.bmpファイルとして記録します。
- Super Impose Bmp Image File をONに指定しておくと、指定したキャプション画像を画面右下に重畳して記録します。
- キャプション画像は16*160ドットのモノクロ8ビット画像である必要があります。
- 640*480未満の解像度ではキャプション画像の右半分のみ使用されます。
- キャプション画像の内容は任意に変更してかまいません。観測地/観測者ID等を入れることを想定しています。
- 画像には動体検出開始時刻および動体検出フレーム数が左下にスーパーインポーズされます。
- Hit-Ave-Mask Mapラジオボタンにより 時間平均画像、マスク画像、ヒットマップを専用のRGB静止画(MxxxM.bmp)に記録します
- B=マスク画像、G=時間平均画像、R=ヒットマップです。スーパーインポーズを含みません。
- Leave Bmp of long clip ラジオボタンにONに設定した場合には、Auto Delete Long Clip 機能により動画ファイルが削除される場合にも静止画ファイルを削除しません。静止画のみ存在する場合はUFOCaptureExのリストには表示されませんが、ログ上ではcaptured 扱いとなっているため、UFOAnalyzerで静止画を表示することができます。ただし、分析はできません。
- 以下に格納画像の例(1/2に縮小したもの)を示します。
SnapShot (Myyyymmdd_hhmmss.bmp) |
Comosit(Myyyymmdd_hhmmssC.bmp) |
Map(Myyyymmdd.hhmmssM.bmp) |
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- Stop Delay ラジオボタンをONに設定しておくと動体検出終了時に300msの遅延をとります。これによって処理能力の低いシステムで未書き込みフレームが記録されずに破棄されることを軽減できる場合があります。
UFOCaptureEx V1.85 (2004/9/7)
レジストレーションを変更できるようにしました。機能的に変更はありません。
UFOCaptureEx V1.84 (2004/8/21)
Min=1指定で1フレームのみの変化検出時、変化画素数がDSizeの10倍以上の場合にはキャプチャ、未満の場合は無視する仕様とした。
UFOCaptureEx V1.82 (2004/8/13)
PAL,SECAM規格の25fpsビデオ入力に対応しました。
UFOCaptureEx V1.80/V1.81 (2004/7/17-18)
英語版Windows上で動作可能になりました。これに伴って、フォントおよび画面デザインの一部を変更し、メッセージ類を英文表記にしました。
UFOCaptureEx V1.78 (2004/2/21)
Action に%Xを指定すると最新クリップの名称の一部に置換するようにした。
例 Actionに "C:\Action\Act.bat %XC.bmp %X.avi" と指定すると 最新クリップのがM20040221_055959.aviの場合
"C:\Action\Act.bat M20040221_055959C.bmp M20040221_055959.avi"
が実行されます。Act.bat 内ではM20040221_055959C.bmp を%1, M20040221_055959.avi を%2で参照できます。
UFOCaptureEx V1.77 (2004/2/19)
UFOCapture Pro V1.77の機能を包含しました。(V1.76は欠番です)
UFOCaptureEx V1.75 (2004/2/1)
UFOCapture Pro V1.75の機能を包含しました。
UFOCaptureEx V1.74 (2004/1/25)
V1.73に対して以下を変更しました。
- ノイズトラッキングにおいて、連続動作中に新しいクリップの監視が始まる際には過去のノイズレベルをできるだけ引き継ぎ、ノイズレベル算出時定数もリセットされないように変更した。(Option ダイアログで Fast Noise Trackingモードを指定するとV1.72以前と同じ動作となります)
UFOCaptureEx V1.73 (2004/1/10)
V1.72に対して以下を変更しました。
- UFOCapture Pro V1.73の機能を包含しました。
- OptionExダイアログにLeave Bmp of long clip モードを新設し、これによって長大クリップの静止画のみを残すことを可能にした。
UFOCaptureEx V1.72 (2003/11/25)
V1.71に対して以下を変更しました。
- UFOCapture Pro V1.72の機能を包含しました。
- SnapShot bmpにおけるヒットマップの色に黒を選択可能にしました。(旧バージョンをお使いの方は色を再設定して下さい)
UFOCaptureEx V1.71 (2003/11/12)
V1.70に対して以下を変更しました。
- 静止画格納設定をOption Exダイアログに移し、ダイアログを整理しました。
- 記録用コンポジットモノクロ画像(MxxxC.BMP)を指定により格納できるようにしました。
- コンポジットにおける背景明度ゲイン(CG)と動体検出画素明度ゲイン(HG)を設定できるようにしました。
- DispAを廃止し、常時コンポジット動画を表示するDisp Cモードを新設しました。
- ClearHをON固定にしました。
- 従来のBMP静止画で動体検出画素の色を空色/白/非表示から選べるようにしました。
- 処理能力の低いシステムでキャプチャ終了時に未書き込みデータが残る状態を改善するためStopDelayモードを新設しました。
UFOCaptureEx V1.70 (2003/10/29)
V1.65 に対して以下を変更しました。
- UFOCapture Pro V1.70の機能を包含しました。
- Auto Delete Long Clip で 0秒が指定された場合にはtore BMP および Store MAP が指定されていれば静止画ファイルを生成するようにしました。これによって動画を記録せず、静止画のみ記録する動作が可能になりました。
UFOCaptureEx V1.66 (2003/10/17)
V1.65に対して以下を変更しました。
- UFOCapture Pro V1.66の追加機能を包含しました。
- Noise Tracking に Delta = 差分下限値 を指定する機能を追加しました。これに合わせてボタン類の配置を変更しました。
- Delta は 自動レベル調整において、監視レベルとノイズレベルの差の下限を指定します。
- 例えば、Delta に 2 を指定しておくと、Detect Level は Noiseレベルより常に2以上大きな値となります。
- Delta = 0 (従来互換)であると、晴天時には良好なトラッキングができるものの、一旦雲が出て、一面殆ど灰色になった場合にノイズレベルが極端に下がり、比率指定では監視レベルがノイズと殆ど同一となり、この結果、連続キャプチャになってしまう事態が発生することがあります。Deltaはこを防ぐための指定で、通常 2 を指定しておけば ノイズレベルが 10以下になっても連続キャプチャを防ぐことができます。
UFOCaptureEx V1.65 (2003/10/10)
V1.64に対して以下を変更しました。
- UFOCapture Pro V1.65 の追加機能を包含しました。
- bmp ファイルをRGB24形式とし、ペイント以外のアプリケーションでも読み込み可能とした。
- Disp H モード(Stop時にヒットマップを重畳表示) と SMaskモード、bmpファイルの格納 の機能を分離し、各々独立して指定可能にした。
- Disp H モード時にヒットマップから録画時間外の検出点をクリアする Clear H モードを新設した。--> 説明ページ
- Stop時にその時点の合成静止画をbmpファイルとして格納する Store Bmpモードを新設した。
- Disp W等との組み合わせにより、ヒットマップを含まないマスク画像を保存することなどができるようになりました。
- クリップのMapデータをMyyyymmdd_hhmmssM.bmpというファイルに格納する Store Mapモードを新設した。
- Mapデータ
- Rチャネル : ヒットマップ(Detect Level 差分絶対値 8ビット値)
- Gチャネル : 長時間平滑画像明度(上位8ビット分)
- Bチャネル : マスク画像(2値)
- クリップ、ログファイル、Mapデータの3つを保存することにより、将来クリップ内容の詳細解析が可能となる可能性があります。
- 解析プログラムの開発過程でMapデータ形式は変更される可能性もあり、現時点では必ずしも記録、保存の必要はありません。
UFOCaptureEx V1.64 (2003/09/30)
V1.63に対して以下を変更しました。
- Noise Reduction ONでも動体検出位置表示機能(Disp H)をONにできるようにした(bmpファイルも保存されます)。
bmpファイルがペイント以外で読めない件はまだ未解決です。
UFOCaptureEx V1.63 (2003/09/29)
V1.62に対して以下を変更しました。
- マスクモードの時、1つのクリップの終了時点でマスクを最新に更新することによって、古いマスクが原因の連続キャプチャを防止した。
- ヒットマップの下部が切れて表示されていたバグを修正した。
bmpファイルがペイント以外で読めない件はまだ未解決です。
UFOCaptureEx V1.62 (2003/09/27) ->動作例のページへ
UFOCaptureEx V1.62 は UFOCapturePro V1.62 の機能を包含しており、以下の機能が追加されいます。
1.外部コーデック試用機能
codecコンボボックスにシステムに登録されているコーデックで所定のインタフェースを持つものが全てリストアップされ、選択可能になります。また、プロパティダイアログを提供するcodecについてはRun時のSetボタン押下により固有設定が可能です。
外部コーデックは処理負荷が非常に大きいものが大半で、パソコンの能力が極めて高くないと動作しません。また、インターフェースが取れず、Runが成功しないものもあります。
2.時間平均値表示モード
Disp A ボタンをONに設定するとマスク生成用の長時間平均値をリアルタイムで画面に表示します。
3.Mask静止画像追加表示機能
マスクモードの場合、Stop時にDispW,DispB,DispA,DispHボタンの状態に応じてそれらの情報を重畳した静止画を画面表示することができます。
表示される画像は、クリップのキャプチャがあった場合には最後にキャプチャされたクリップの終了時点のものです。キャプチャが無かった場合にはStopボタン押下時の内容が表示されます。
これによって、マスク画面等を静止画で表示することができます。表示はStop時に切り替えることができます。
4.動体検出位置表示機能
Disp H ボタンをONに設定すると以下の動作となります。
- SMask をON、NoiseRecuction をOFFにします。
- 監視中Detect Levelを超えた全画素位置を記憶します。
- キャプチャ終了時に、終了時点画像に指定マスク画像と検出画素画像を重畳して、1枚の静止画として合成し、キャプチャクリップと同じディレクトリに .bmp ファイルとして出力します。
- bmpファイル名は直接リストには挿入されませんが、Read Directoryでリストに読み込むことができます。
- Stopボタン押下時、最後のキャプチャ時の合成画像またはStopボタン押下時の合成画像を表示します。
- 検出画素位置はDispW時には空色、その他の場合には白で表示されます。
- 検出画素にはキャプチャ開始前にDetectLevelを超えた画素も含まれます。
- DetectLevelが適正な場合には、合成画像で動体位置を簡単に知ることができます。
- DetectLevelが低過ぎる場合には多数のノイズが合成画像に表示されます。これによってDetect Level を適切に設定することができます。
注)V1.62のbmpファイルはヘッダが不完全でphotoshop等では読み込めません。ペイントなら読めますのでペイントで形式変換して下さい。