UFORadiant マニュアル prev index next SonotaCo.com SonotaCo Network


1. 概要

1.1 UFORadiantとは

UFORadiantは流星に関する軌道データ、群データ、群リストを管理する流星情報データベースです。

UFORadiantはデータを準備すれば、他のプログラムと無関係に単独で動作し、流星軌道群の分析や閲覧をすることができます。

UFORadiantには次のような機能があります。

軌道データ、群データ、群リストはすべてDSID(Data source ID =情報源ID)を含んだ固有のIDを付与して管理されており、DSIDの有効無効を実行時に指定して希望する情報源からの情報のみを参照、編集することができます。

流星情報データ形式そのものは将来リレーショナルデータベースを使用したオンラインシステムで管理すること念頭に、1台のパソコンに数100万件のデータを蓄積可能なように設計されています。UFORadiantはこのデータをリレーショナルデータベースを使用することなく、誰でも簡単に処理出来るようにするためのスタンドアロンプログラムです。

UFORadiantは小規模のプログラムでありながら、処理できるデータ量にプログラム上の制約はありません。実用上の上限は処理時間によって決まります。処理時間が実用限界を超える場合には、軌道ファイルを選択的にロードすることにより、その実行速度を維持できます。ちなみに、Pentium4 3.2GHz 512MBメモリのパソコンで1万件程度の軌道データであれば全く問題はなく、殆どの処理が瞬時に終了します。

1.2 データベースの構成

UFORadinatの流星情報データベース(MDB)は次の3つの主要データとこれを管理するための情報から構成されています。

主要データ

管理情報

これらの情報は論理的には以下の関係を持っており、複数の視点による主要オブジェクト間の関係を保持しつつ、DSIDの指定によって、必要なデータのみ閲覧することができます。


MDBは物理的には1つのディレクトリ(MDBディレクトリ)の下に配置された複数のカンマ区切りテキストファイル(*.CSV)によって構成されています。各ファイルの詳細については 4.1章を参照して下さい。

1.3 ID管理

MDBにおける主要データのID(LID,SID,OID) は1つのMDBの中で、重複してはいけません。 複数の作業者によって同一のIDが作られることを避けるため、DSIDという情報源固有の番号を元に作られます。 新しいデータを作成する場合には、まず使用するDSIDを定めて下さい。以下の使用上の注意点があります。

1.4 インストールと必要データの準備

[インストール]

[必要データの準備]