[UFOOrbit]
このページは同時流星検出プログラム UFOOrbitの解説ページです。
UFOOrbit は UFOCapture の関連プログラムです。
UFOOrbit は UFOAnalyzerが出力する M*.CSV ファイルを複数入力して、その中から同時流星を発見し、その軌道を分析します。
関連プログラムおよびダウンロードはこちらからどうぞ。
[使い方]
UFOOrbit は UFOOxxx.lzh を解凍し、作成された UFOOribtディレクトリ内のUFOOrbit.exeをクリックすると起動します。
起動したら、 CSV Dir の右の [....] ボタンを押して入力するCSVファイルが格納されているディレトリを指定して下さい。
- CSV Dirには予め、UFOAnalyzer V0.44以降で作成した M*.CSVファイルを集めておいて下さい。
- CSV Dirに指定したディレクトリに下位ディレクトリがある場合、すべての下位が検索対象になります。
- 例えば、"2004" というディレクトリの下に "10月分" と"11月分"というディレクトリがある場合、
- "10月分"を指定すれば、その下のCSVファイルのみが検索対象になります。
- "2004" を指定すれば、 "10月分" と"11月分"を含む下位にある全CSVファイルを対象にできます。
- 間違っても、C:\ などの システム上位ディレクトリを指定しないで下さい。システム内の全ディレクトリから全CSVファイルを調査しようとして膨大な時間がかかる場合があります。
次に結果の出力先のOut Dir を同様に指定して下さい。これはマイドキュメント等などどこでも構いません。これで、準備は完了です。
Read Dirボタンを押します。
- 全CSVファイルの全レコードが調査され、使用されているIDすべてがIDリストに表示されます。
- 最も早い日付(UT)がbegin に表示され、最も遅い日付がendに表示されます。
- 指定条件に従って、同時流星が検出され、軌道計算されます。
- OutDir に Uyyyymmdd.csv という検出結果ファイルを生成します。
- デバッグ用に実行ディレクトリにCalcLog.txtというファイルを生成します。
- ウィンド上に 同時観測組み合わせ数/調査レコード数/全レコード数 を表示します。
必要な場合、使用レコードの絞込み指定をします。
- IDリスト内のIDを左クリックすると、そのIDをもつレコードの使用(ON)/不使用(空白)を切り替えられます。
- All On ボタンを押すと、全IDをONにします。
- All Off ボタンを押すと、全IDをOffにします。
- BeginおよびEndで、調査する日付範囲を限定できます。
- Show Latest Days チェックボックスがON なっていると、 最も遅いレコードの日付から指定した日数分に範囲を設定できます。
- 毎日使用する場合には、1を指定しておくだけで、最終日のみに限定できます。
必要な場合、検出条件の変更をします。
- Max Time Diff(sec) は記録時刻が何秒違うものまで、同時と見なすかという値です。
- Min Distance(km) は2観測地の距離(基線長)が何km以上になる組み合わせを許すかという値です。
- Min Path Len(deg) は、許す経路長の最短角度を指定します。誤差の多い短い流星を除外するための機能です。
- Min Angle Diff(deg) は、2観測地点からの観測方向の交差角の最低値を指定します。誤差の多い位置関係の流星を除外する機能です。
- dr (%)は、真輻射点が求まったあとの群判定におけるカタログ値からの誤差係数を指定します。
- UFOARadiant.txtのerr値が5度で、dr が200%ならカタログ値から角距離で10度はなれた位置まで許容します。
- dv (%)は、流星の観測速度のカタログ値からの差の許容係数を指定します。
- UFOARadiant.txtの速度が20km/sで、 dv が 50%なら、観測速度 10kmから30kmに入らないものを群判定から除外します。
- +dateはカタログにある群流星開始日、および終了日を前後拡大して調査する日数を指定します。
- カタログに9月15日から10月15日とある群は、+date に10を指定すると9月5日から10月25日とみなされます。
- Use alpha delta は、UFOAnalyzer V0.45以降が出力する高精度(?)経路データが存在する場合には発光点、終了点情報に替えてそれ使用します。
- Check (both) Vg は同時判定を行なう際に、両観測点ともに速度が正常に算出できるもののに限定します。
- Off にすると角速度データのない静止画からのCSVファイルでも輻射点のみ計算できます。
- V0.17より、両観測点で計算したVoの差が50km/sを超える場合も異常として除外することとしました。
- Check GP (V0.76〜)は地上経路間の距離が20km以上ある場合異常として除外する機能の有効無効を設定するものです。
- 通常オンで使用してください。
- オフに設定することにより地上経路が平行でないものなどもエラーとせず、計算を続けますが、これは一般的には推奨できません。
- KV は軌道要素計算における入力平均角速度の取り扱い方法を設定します。
- vK=0.00 で入力角速度は検出開始(発光)点で測定されたものと見なします。
- vK=1.00 で検出終了(消滅)点で測定されたものと見なします。
- デフォルトは0.4です。
- R05Bチェックボックスがオンの場合、入力レコードがUFOAnalyzer V0.75以降で作成された R05Bレコードの場合は KVは使用されません。
- R05B はオンの場合、入力レコードがUFOAnalyzer V0.75以降で作成された R05Bレコードであると、R05Bレコード内の raM,decMを角速度測定点赤経、赤緯度として速度計算します。R05B以外のレコードの場合はKVを使用して角速度測定点を推定します。
- オフの場合はR05BコレードであってもKVを使用して角速度測定点を推定します。
- Vt はオンの場合、開始点と終了点間の距離を継続時間で割った値を観測速度として使用します。オフの場合は代表角速度と代表点座標から計算します。
マップ上に表示する計算結果を選択します。
- Search 直後は全てONになっています。
- リスト上をクリックすると クリックした計算結果のみONにします。
- キーボードでコントロール(Ctrl)キーを押しながらリスト上をクリックすると その計算結果のON/OFFを切り替えます。
- Map Control のAll ONボタンを押すとすべてをONにします。
- Map Control のAll OFFボタンを押すとすべてをOFFにします。
- Select Grp ボタンを押すとONにするグループを選択できます。
- Select 1/t ボタンを押すと同時時刻の観測結果はその最初のもの以外はOFFにします(Read dir直後もこうなります)。
- リスト上で1つが選択されている時、カーソル上下キーで順次、計算結果を1つづつ表示してゆくことができます。
- ResetSizeボタンを押すと、マップ画面が拡大縮小しない表示サイズに調整されます。
トレイルマップで輻射点と流星経路を見ます。
- Trail Map タブを選択するとトレイルマップを表示します(初期値)
- Center Ra ,Dec,Rot,Scale,Magで表示中心赤経、赤緯、回転角、表示範囲、表示する恒星の最暗低等級を調整できます。
- Trail チェックボックスで経路の表示ON/OFFを指定できます。
- L-Radiants チェックボックスで、輻射点リストにある既知の輻射点を表示ON/OFFできます。
- Dateチェックボックスでマップ上への日付等の文字表示をON/OFFできます。
- Save Map ボタンでトレイルマップ画像を Out Dir に出力します。
- マップ上にマウスカーソルを移動すると、その点の座標を上部 Cursor ra,decに表示します。
- マップ上で左クリックすると、その点にマークを描き、マップ右下にその座標を表示します。
-
輻射点マップで輻射点を正方形図法でプロットした図を見ます。
- Radiant Mapタブを選択すると輻射点を全天マップ上にプロットして表示します。
- Save Mapボタンで輻射点マップを Out Dir に出力します。
- 輻射点マップは正方形図法であるため、高赤緯帯で赤経方向に極端に拡大されています。
-
地上マップで流星経路直下の地上位置を見ます。
- Ground Mapタブを選択すると流星経路直下付近の日本地図上に流星経路および観測方向を表示します。
- 流星経路の観測終点には赤点が付加されます。赤点が進行方向です。
- Zoom設定により拡大して表示することができます。
- Save Mapボタンで地上マップを Out Dir に出力します。
- 地上マップは正方形図法であるため、本来流星経路は直線にはなりませんが、本マップ上では始点、終了点間を結ぶ直線で表示しています。観測方向線も同様です。
- 地図に使用しているビットマップの精度は±0.05度程度の精度しかありません。
- 正方形図法であるため、方位、距離を図から読み取るのは困難です。必要な場合、CSV出力の数値をご利用下さい。
- V0.12より背景画像にNASAによるスペースシャトル観測による標高データを使用することとしました。
- V0.15より背景画像を交換可能とした。
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軌道マップで軌道の概観を見ます
- Orbit Map タブを選択すると、太陽系惑星軌道図上に流星軌道を表示します。
- 惑星軌道は水星から冥王星まで、縮尺に応じて表示されます。
- 惑星位置は流星観測時刻のものですが、Y,M,Dを変更することにより指定日の位置を表示できます。
- 流星軌道は黄色で表示され、地球軌道と交差し、観測日に地球を示す水色の丸印と一致する筈です。
- 当面、楕円軌道となる e < 1.0 のものしか表示されません。
- 複数の軌道が選択されている場合には全てを表示します。日付は最後の流星のものとなります。
- 軌道図は太陽と、指定Ra,Decを一直線上にみる 太陽から Scale で指定した距離離れた点から見た図として表示されます。
- 視点はRa,Dec,Rot,Scaleの設定に応じて自由に変更できます。
- 背景は画面サイズに応じた固定画角の心射図法で表示されます。Starsチェックボックスをオフにすると背景を消去できます。
- 赤緯 0度、赤経0度は他と異なる色で表示されています。
- XYZ軸は日心赤道座標に準じており、Scaleで指定した長さ分表示されています。各々正側は濃く表示されています。
- 重畳表示されている日時はJST、括弧内数値は(Ω、w、i、a、e)です。
- 当面、静止画像として保存する機能はありません。画面キャプチャソフトなどをご利用ください。
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Show Input モード(集合トレイルマップ)
Show Input チェックボックスをONにすると入力表示モードになります。このモードでは同時検出をせず、入力された全レコードの集合トレイルマップを描画することができます。
- 日付範囲指定、使用ID指定、郡選択、リストクリックによる単独描画などは同時検出モードと同様に指定できます。
外部データ入力
V0.10より、UFOAnalyzer以外で作成された流星観測情報の入力を可能にしました。
- 外部データは レコードバージョン R90 を持つカンマ区切りテキスト(CSVファイル)に記入します。
- R90形式のCSVファイルを入力ディレクトリに置くだけで、通常のM.CSVと同時に入力し、同時流星発見および軌道計算できます。
- 外部データは 観測地の緯度経度を正確に記入する必要があります。
- 流星の赤経赤緯が不明の場合には、観測地の緯度経度、観測方位仰角から、赤経赤緯を自動計算して使用します。
- 流星の観測方位仰角が不明の場合には、観測地の緯度経度、観測赤緯赤経から、観測方位仰角を自動計算して使用します。
- R90形式のサンプル
- レコードの説明
- Ver: R90 固定です。
- Y M D h m s 流星検出開始時刻(地方時間)です。
- Mag : 等級 (参考情報です、不明な場合は 0を設定して下さい)
- Dur: 継続時間(秒) --- 角速度算出に使用します。できるだけ正確に設定して下さい。不明な場合は0を指定します。
- Az1: 開始位置観測方位(度) 南=0.0 西=90.0--- 方位仰角が不明な場合はAz1〜Alt2はすべて999.9と指定して下さい。
- Alt1 開始位置観測仰角(度)
- Az2: 終了位置観測方位(度) 南=0.0 西=90.0
- Alt2: 終了位置観測仰角(度)
- Ra1: 開始位置赤経(度)--- 赤経赤緯が不明な場合はRa1〜Dec2はすべて999.9と指定して下さい。
- Dec1:開始位置赤緯(度)
- Ra2: 終了位置赤経(度)
- Dec2:終了位置赤緯(度)
- ID: 観測カメラ識別ID(英数16文字まで)
- Long: 観測地 東経(度)
- Lat: 観測地 北緯(度)
- Alt: 観測地 標高(m)
- TZ: 観測地タイムゾーン(時) ---日本では9.0を設定し、パソコンシステムの時刻も正しくタイムゾーンが設定されている必要があります。
出力 サンプル
Uyyyymmdd.csv の中身
ver レコードバージョンです。 U20041220.csv
Localtime 検出時刻(地方時) (表計算ソフトなどでソートキー用)
Grp 真輻射点が求まったものをUFOARadiant.txtと比較して求めた流星群コード
Mag
Ra_o Dec_o Ra Dec 視輻射点、修正輻射点
Vo (km/s) Vg (km/s) 観測速度、天頂引力補正後の地心速度
a (AU) q (AU) e w (deg) OMEGA (deg) i (deg) P (year) 軌道要素です
ID1 ID2 D (km) dt (sec) QQ (deg) 2観測地点のID 観測点間距離、時刻差、交差角
IDi Status 軌道計算に使用した観測点、軌道計算上のエラー情報
mag1 Dur1 (s) Q1 (deg) AD1 (deg) AV1 (deg/s) InOut1 観測地点 1 等級 継続時間 経路長 輻射点離角 角速度 視野端情報
mag2 Dur2 (s) Q2 (deg) AD2 (deg) AV2 (deg/s) InOut2 観測地点 2 等級 継続時間 経路長 輻射点離角 角速度 視野端情報
kV Vo1 (km/s) Vo2 (km/s) Vo_used(km/s) Vg (km/s) Vs (km/s) 補正係数 観測速度1 観測速度2 使用観測速度 地心速度 日心速度
H1s (km) H1e (km) H2s (km) H2e (km) 高度情報(観測点1 開始点、終了点 観測点2 開始点、終了点
D1s (km) D1e (km) D2s (km) D2e (km) 観測地1,2から流星の開始s,終了e点までの直線距離
long1s lat1s long1e lat1e long2s lat2s long2e lat2e 各々の観測における開始点、終了点の緯度経度
Path1 (km) Path2 (km) 各々の観測における始点終点間の地上距離
P11to2(km) P21to1(km) 1つの開始点の地上座標からもう1つの観測の流星地上経路に下ろした垂線の長さ。
dir1s alt1s dir2s alt2s 開始点の観測点からみた方位仰角
ra1s dec1s ra1e dec1e 観測点1からみた開始点終了点の赤経赤緯
ra2s dec2s ra2e dec2e 観測点2からみた開始点終了点の赤経赤緯
Y (UT) M (UT) D (UT) h (UT) m (UT) s (UT) Tz L 検出時刻(UT)、タイムゾーン、太陽黄経
g1 dr (deg) dv (%) 群判定情報
altM1,raM1,decM1,altM2,raM2,decM2 観測点1,2における角速度測定点 仰角、赤経、赤緯 (V0.27〜 )
[使用上の注意]
- CSVファイルはいくつあっても構いませんが、同じレコードが重複して含まれないようにして下さい。
- 取り扱えるレコード数の総数は100000個まで、同時流星数は10000個まで。ID数は1000までです。
- 計算結果には誤差が含まれています。特にキャプチャ時の分析が不正確な場合、大きく異なった主力をする場合があります。
- 3点以上の同時観測の場合、1つの流星に対して可能な全組み合わせが出力されます。
- 経路の短いもの、交差角の小さいものは指定により除外されます。
- 高度や速度が正常に算出されない組み合わせも除外されます。
- 観測点の緯度経度標高は表示/出力されません。必要な場合観測者に問い合わせて下さい(V0.02〜)。
- 軌道計算は2000年分点に基づいています。
- 等級はより明るいものが表示されます。
- 軌道計算は2つの観測情報の中で経路長の長い方のデータを基準として採用して計算されています。
- トレイルマップは心射図法であるため、180度以上の範囲を一度に描画できません。
- UFOOrbitのトレイルマップは輻射点として真輻射点を使用します。
- これは、、長期に渡る観測を統合表示するためです。
- このため、赤い経路と緑の輻射点方向が一直線に見えないことがあります。
- このズレは主に天頂引力補正により発生しています。
- 一方、UFOAnalyzerのトレイルマップは経路をそのまま延長したもので、補正されていないため、必ず直線になります。
- (UFOAnalyzerも群判定時には天頂引力補正した各時刻における輻射点を用いて判定しています)
- 輻射点マップは慣習に従い左端が赤経度360度、右端が0度になっています。これは恒星位置との関係を判りやすくするためです。
Ground Map 用背景地図
- Download コーナーよりダウンロードし、解凍した後、UFOOrbit.exeと同一のディレクトリに配置してください。
- 背景地図はGround Mapタブ内で選択できます。
- 他の地域も作成可能です。ご要望はSonotaCo.jpフォーラムまでご連絡下さい。
GMe136n34_16.DAT (デフォルト)
GMe138n38_10.DAT
GMe104n00_16.DAT
GMw004n54_10.DAT
[改版履歴]
V0.01 2004/12/10 初版作成
V0.02 2004/12/13 UFOAnalyzer V0.50の新M.CSV形式に対応、出力形式を大幅見直した。
V0.03 2004/12/16 軌道要素計算結果をリスト表示/出力するようにした。各種計算ミスを修正した。
V0.04 2004/12/17 リストに表示されるGrpがに入力した分類になっていて、同時観測結果でなかったバグを修正した。
V0.05 2004/12/18 トレイルマップ表示機能を追加した。
V0.06 2004/12/20 以下を修正した。
- マップ画像を500x500から640x480画素に変更した。
- トレイルマップ画像に観測日、輻射点、観測速度、クリック座標などを文字で描画する機能を追加した。
- 出力する等級は2観測地点のより明るい方を採用することとした。
- 同時流星検出と軌道計算が十分高速なため、Searchボタンを止め、条件変更時にすべて再検出/計算することとした。
- Reset Sizeボタンを追加した。
- OutDirの初期値をマイドキュメントになるようにした。
- マップ画像をセーブした場合、初期値ファイルがそのディレクトリに移動してしまうバグを修正した。
- 輻射円が点の北極をまたぐと正しく表示されないバグを修正した。
- リスト上でコントロールキーによる追加指定ができなくなっていたバグを修正した。
V0.07 2004/12/21 +daysを変えるとSetLatestDaysが押されてしまうバグを修正し、輻射点のマークを黄色に変えた。
V0.08 2004/12/22 以下を修正した。
- 同時かつ軌道が正常に求まる流星でも地上経路がはほぼ一直線にならない場合、これを除外することとした。
- U.CSVの出力はボタンを押した時に生成するように変更した。
- U.CSVに地上経路長、地上経路線の誤差距離を含めることとした。
V0.09 2004/12/23 以下を修正変更した。
- Radiant Mapタブを追加した。
- Ground Mapの描画機能を追加した。
- Select 1/tボタンを追加した。
- トレイルマップで無駄な描画を減らし、高速化した。
V0.10 2004/12/31 以下を追加変更しました。
- Show Inputモードを新設し、入力されたレコードの指定日付範囲、指定群、指定観測地の集合トレイルマップが描画できるようにした。
- レコード形式 R90 の入力を可能にした。
- レコード形式 R90 で赤経赤緯が999.9の場合、観測地点の緯度経度、観測方位仰角から赤経赤緯を求めて使用するようにした。
- 日付範囲の設定をUTからローカル日付に変更した。
- UFOAnalyzerV0.50以前のM.CSVが入力され場合、掲載時刻から流星継続時間を引いて時刻比較することとした。
- Out Dirが保存されないバグを修正した。
V0.11 2005/1/1 以下を修正しました
- IDのAll off でハングすることがあるバグを修正した
- 年をまたぐ群判定ができないバグを修正した
- 期日指定をUTに戻した
V0.12 2005/1/16 以下を変更しました。
- Ground Map の背景画像に スペースシャトルによる標高データを使用することとした。
- 年をまたぐ輻射点の表示位置が大幅にずれる場合があるバグを修正した。
V0.13 2005/1/22 Orbit Map 機能を追加しました。
V0.15 2005/6/20 以下を追加変更しましした。
- Ground Mapの背景地図形式を変更した。
- 心射図法とした。
- 交換によって全世界対応可能とした。
- Lev指定を廃止し、圧縮率を高め、地図ファイルを小型化した。
- Orbit Mapを静止画として保存する機能を追加した。
- Orbit Mapで従来指定不可能だった dec = ±90度 を指定可能とした。
- Ground MapおよびOrbit Mapの数値情報の表示形式を変更した。
- 外部データ移入形式(R90フォーマット)で方位仰角が不明な場合に赤経赤緯から逆算して使用する機能を追加した。
- 消滅点高度をリストおよびGround Mapに表示するようにした。
V0.16 2005/6/23
- 設定記憶ファイルが時々読めなくなるバグを修正した。
- 日本語フォントを使用しないようにした (Ω は 大文字の W とした)
V0.17 2005/9/3
- 同時流星判定において、Check both Vg が オンの時には両観測点でのVoの差が50km/s以上差があるものを同時と判定しないようにした。
V0.18 2005/12/13
- Ground Map がなくても起動できるようにした。
- 輻射点リストをUFOAnalyzerの最新版と同じものとした。
V0.19 2005/12/15
- Ground Map をズーム状態で上下左右に移動できるようにした。
V0.21 2006/03/23
V0.22 2006/03/31
- R90-2形式で外部データを読み込む時、場合によって dir/alt conversion failed となるケースがあった。
V0.24 2006/09/25
- 修正輻射点方向と経路終点方向が180度以上となる超長経路の場合、修正輻射点計算が破綻することがあった。
- UFOAnalyzerと同じく 輻射点リスト中 err=0.0 の輻射点候補を無視するようにした。
- 観測地点の1側と2側を先に読み込んだ方が常に1側になるようにした。
- 2地点のどちらの観測速度を採用するか不定だっだか、高度が80km〜130km以内に解析できている場合は、経路長の長い方の速度を軌道計算に使用するようにした。
V0.25 2006/09/27
- CalcLog.txt に表示される2つのサイト名が同じになることがあったバグを修正した。
V0.26 2006/09/28
- MaxTimeDiff をギリギリに設定すると、遅れて観測された同時流星を同時と判定しないことがあった。
- MaxTimeDiffに十分余裕があれば問題ありませんでした。
- このバグはV0.01からのものです。
- 同時流星の計算数上限を従来の10000個から50000個に増やした。
- V0.24での修正を改め、常に時刻の早い方を観測地点の1側とすることとした。
V0.27 2006/10/06
- UFOAnalyzer V0.75の角速度測定点データが入った R05B 形式のM.CSVだった場合、KVを使用せず、M.CSV中のraM,decMを用いて地心速度を計算することができるようにした。
- 上記機能の使用/不使用を指定するチェックボックス R05B を Orbit param部に新設した。
- R05Bチェックボックスがオンの場合、R05B形式のデータが入力されると自動的に新しい計算方法になります。
V0.28 2006/10/09
- 角速度測定点データを利用するのを R05B2 (UFOAnalyzerV0.76以降) とした。
- 経路の距離によるエラーを無視するため、Check GP チェックボックスを付け、Check Both Vg の名前をCheck Vgとした
V0.29 2006/11/04
- トレイルマップ、地上経路図、軌道図に論文用のグレースケールモードを追加した。
- 大気減速量 Vio の設定を可能にした。 地心速度 Vgの計算の際に 無限遠速度Vi = 観測速度Vo + 大気減速速度 Vio (km/s) として計算されます。
- ShowInput時に単一点観測による群分類を UFOOrbitの輻射点リストを使用してやり直す機能 re-group ボタン を追加した。
- 過去のMCSVデータを一括して新しいリストで群分類し、表示することができますが、結果の保存はしません。
- ウィンド上の dr,dv,+date設定は同時観測結果の分類時と同様に有効指定できます。
- 分類方法はUFOAnalyzerとは以下の点が異なるため、必ずしも同じ分類結果とはなりません。
- 日付範囲およびdrとdvのみで判定しddは使用しない。
- 発光点光度は80-130kmに固定する。
- 開始点速度の情報がないため、代表各速度をそのまま使用します。このため長い流星の場合には誤差が大きくなります。R05Bによる角速度測定点情報は使用されていません。
V0.30 2006/11/05
- V0.29 でVgの算出式を誤って修正した箇所があり、これを訂正して Vio=0.0時には V0.28以前と同じ計算結果になるようにした。
V0.31 2007/2/24
- re-group による単点観測データの再群分類を行う再の速度推定式に誤りがあり、高仰角での観測時に最大1.7倍の誤差がでることがあった。
- 輻射点座標および修正輻射点座標が天球上で正反対の位置に出ることがあったので、地平10度以下を除く論理を追加した。
- LID_SIDが長すぎるとデータを読みこまない条件を40文字に緩和した。
- 読み込みレコード数の上限を10万個から20万個に拡大した。
V0.32 2007/3/07
- UFOAnalyzerV2 V2.10以降のレコード形式 R05B23 に対応し、R05B21,R05B22入力時には継続時間の補正をすることとした。
- Vtチェックボックスを作り、速度を角速度から算出する方法と、距離と時間から算出する方法を選択できるようにした。
- 観測速度が第二脱出速度以下となるデータは修正輻射点が計算できないため、使用しないようにした。
- 軌道計算の際に使用する2観測点の択一論理を変更した。
- 楕円軌道と双曲線軌道の双方が求まる場合には楕円軌道を優先することとした。
- 速度計算誤差として abs(Vo-Vot)/sin(DD)を計算し、これが小さい方の速度を採用することとした(DDは速度を求める時の交差角)
- 天頂引力の計算に用いる地球の第二脱出速度 を 11.1265km/s から 11.1796km/s に訂正した。
- 最新の定数を用いて、地球の引力による高度100km付近までの加速を計算しなおした。