- UFOCaptureは多くのDirectX対応ビデオキャプチャ機器を使用することができますが、すべての機器で動作するわけではありません。各社のキャプチャ機器の中には独自インタフェースを使用したり、自社ソフトでしか動作しないよう限定しているものもあり、これらでは動作しません。こちらの説明、推奨機種、ユーザフォーラムの情報を参考に事前によく調査してください。個別機器の使用可否についてはお問い合わせにはお答えできません。
- UFOCaptureは極めて処理負荷が高いプログラムです。このため、以下の問題点が発生することがあります。十分に余裕のあるパソコンを使用してください。
- 処理能力の低いパソコンではCPU負荷が100%に達します。また、外付けハードディスクなど転送能力が低い場合には転送が間に合わないことが発生します。このような場合、システムがハングしたりリブートしたりすることがあります。CPU負荷が90%以上となる場合は使用しないで下さい。解像度やフレームレートを下げ、十分余裕のある状態で使用してください。
- 高い処理負荷によってパソコンの発熱がアイドル時より増加します。この結果、自作パソコンなど放熱が不十分なパソコンでは加熱により停止したり故障したりすることがあります。CPU負荷100%で連続運転できないパソコンでは使用しないで下さい。また、パソコン周囲の気温や通風に留意して、パソコンが過熱しないようにしてください。さらにパソコンの廃熱で周囲が異常に高温にならないようパソコンの排気口付近は十分に空間を開け、風通しを良くし、周囲が加熱しないようにしてください。
- UFOCaptureは高い動体検出能力をもっています。しかしながら、希望する対象を常に完全に捉えることができるわけではありません。UFOCaptureの検出結果が直接的に生命、財産の危険と関係する用途には使用しないで下さい。
- 観測地のタイムゾーンおよび夏時間(daylight saving time)はUFOCaptureの起動時にシステムの設定が読み込まれ、実行中にシステムの設定が変化しても、UFOCaputureはそのプログラムの終了まで同一の時差を使用します。これは同一名称のクリップが発生するのを防ぐための意図的な処置です。このため、夏時間の開始および終了を含む時間帯で監視した場合には、ファイル名やスーパーインポーズされる時刻が必ずしも正確な地方時と一致しなくなることがあります。
- V2.06以降では Windows上の共通メモリインタフェイスを利用して、外部プログラムで検出情報をリアルタイムで知ることができます。
- 動体が検出されている間フレーム毎に以下の情報が共通メモリに出力されおり、外部プログラムで参照することができます。
型 Byte数 名称 値 unsigned int 4 serial 監視監視後の情報シリアル番号 0: 内容書き換え中で他の情報は不定
serialが0でなく以前と異なっている場合に以下の情報が有効
int 4 x 最大変化画素x座標 (左原点) int 4 y 最大変化画素y座標 (上原点) int 4 count 1フレーム内の変化画素数(連続検出終了時に一度だけ0のデータを出力します) int
4 peak 最大の明度変化量 - インタフェース詳細についてはサンプルプログラムを参照して下さい。
- 外部プログラムのCPU占有時間が長いとUFOCaptureV2の動作に障害を与えることがあります。
- 本インタフェースは実験用のものであり、サポートしません。
- サンプルプログラム ソースコード UFO2IPC.cpp (ご自由に改編してご利用ください)
- サンプルプログラム動作例
