[Sprite Analyzer]
Sprite Analyzer は UFOCaptureを使用してスプライト観測されている方のための発生位置高度計算ツールです。
関連プログラムUFOCapture UFOAnalyzer UFOOrbit のページもご参照下さい。
関連プログラムおよびダウンロードは こちら からどうぞ。当面無償でご利用頂けます。
[起動]
Sprite Analyzer は SAxxx.lzh を解凍し、作成された SAディレクトリ内のSA.exeをクリックすると起動します。
事前に位置算出したいスプライトの観測方位仰角をUFOAnalyzerなどで求めておいて下さい。観測地の緯度経度も必要です。
[データ入力]
Inputタグの上部 Site および Observation に以下を入力し、Add rec ボタンを押します。
- ID 観測地のIDです。 16文字以下ならなんでも構いませんが SonotaCo Network で識別名を割り当て登録することができます。
- Long 観測地経度 (度)東経が正
- Lat 観測地緯度 (度)北緯が正
- Alt 観測地 標高 (m)
- TZ 観測地タイムゾーン (h)日本なら+9.0
- Date 観測年月日 (西暦) 必ずyyyymmddの形の6桁で入力して下さい。
- Time 観測時分秒 (地方時) 必ずhhmmssの形の24時間制6桁またはこれに小数点を付けた形で入力して下さい。
- Pno 1つのイベントの中での測定点の位置番号で、同時観測時の照合用に使用します。後から変更も可能です。以下を推奨します。
- カラムスプライトではカラムの高輝度部の上端を代表測定点とします。
- 妖精型スプライトでは妖精の首の付け根を代表測定店とします。
- 複数のカラムスプライトがある場合には、より西または南のものから番号を付与します。
- Az 観測方位(度) 通常、南原点 西周りの方位を使用します。Calculaterタブで北原点を指定することもできます。
- Alt 観測仰角(度)
[位置計算]
データ入力が終わったら Calc ボタンを押すと、各データについて発生推定位置が計算されます。
- 時刻誤差が3秒以内のものが複数あれば、各々の観測地と観測方位から、数値計算によって発生位置が計算され
- 各観測点までの地表距離、各観測点の仰角を元にした測定点地上高度も同時に計算されます。
- 結果は下部リストに表示され、Ground Map上に緑の線で位置関係が描画されます。
- 単独の観測については、測定点の高度を仮定して発生位置が計算されます。
- 高度の仮定には Assum Alt(km)に指定してある数値が使用されます。
- 結果は中部リストに表示されます。
[修正]
- 計算後に中部リスト内をクリックすると計算結果を上部Location欄に表示して編集することができます。
-
- この時、地図には選ばれたレコードのみが表示されます。全表示に戻すにはAll Onボタンを押してください。
- 再度Add rec を押すと、新たなレコードとして追加され、Replace rec を押すと置き換えられ、Delete recでそのレコードを削除できます。
- Assum Alt(km)を変更すると計算結果および地図表示が更新されます。
- ->Calc1,2 ボタンを押すと、Calculater(方位電卓)のLocation1,2へデータを受け渡すことができます。
- LocationのBaseは計算方法種別で以下があります。
- Calc 2地点からの三角測量によって発生位置を計算します。
- Alt 測定点の地上高度を仮定して、地表距離を算出し、これに基づいて発生位置を計算します。
- Dist 地表距離を仮定し、発生位置を計算します。
- Loc 発生地点を仮定し、これから、地表距離、高度を計算します。
- Base は無指定時(最初)はCalc時に同時のものはCalcにそれ以外はAltに設定されます。
- Base は再度Calcを押した場合に計算方法として使用されます。
- Resetボタンを押すと、Calcによって設定された 計算ベースなどをリセットすることができます。
[保存/読み込み]
- 上部のSave および Load ボタンにより全データをcsvファイルに保存/読み込みすることができます。
[方位電卓]
Calculaterタブは方位電卓になっています。方位電卓は地図を見ながら2地点における観測データを手動で分析するためのツールです。
各入力欄に入力した結果が即座に他の欄の数値および地図上表示に反映されます。
- 略号は以下です。
- Location n 観測地n
- Location nx 観測地nから算出した発生地
- Lat 北緯
- Long 東経
- Aznx, 観測地nからみた発生地の方位
- Altnp 観測地nからみた測定点の仰角
- GDnx 観測地nから発生地までの地表距離(km)
- Hp(n) Altnp から求めた測定点の高度(km)
- DDnp 観測地nから測定点までの直線距離
- Azmn 観測地mから見た観測地nの方位
- GD12 観測地1,2間の地表距離
- Q1x2x 両観測地と発生地が成す観測方位交差角
- Match ボタンを押すと三角測量モードで発生地を計算します。Location 1x と Location 2x は一致します。
- Az=0 でSは南原点方位、Nは北原点方位がAzとして使用されていることを宣言します。この結果 Az12,Az21が変化しますがMatchは常に北半球にある大円の交点を計算しているため、変化しません。
- km StepでGDおよびHpのスピンボタン押下1回当たりの変化量を指定できます。
- Altnp,GDnx,Hp(n) は各々の変更時に以下のように相互計算できます。
- calc Alt ラジオボタンがONであれば、地表距離、高度から仰角が計算されます。
- calc GD ラジオボタンがONであれば、仰角、高度から地表距離が計算されます。
- calc H ラジオボタンがONであれば、仰角、地表距離から高度が計算されます。
[改版履歴]
2005/1/9 V0.01 初版作成
2005/1/16 V0.02 背景地図をNASA公開のスペースシャトル測定標高データを利用したものに置き換え、細かいバグを修正した。
2005/1/16 V0.03 左下に向かう急な線が描画されなかったのを修正した。
2005/1/18 V0.04 交差角が1度未満の三角測量を行わないこととした。仰角、地表距離、高度を自由に相互計算できるようにした。
2005/2/1 V0.05,V0.06 表示形式を一部変更して、各スプライトの時刻および方位仰角を表示するようにした。