UFOOrbitV2 Users Manual
UFOOrbitは同時観測された流星情報からその軌道を計算し、閲覧するためのツールで、以下の機能があります。
- 複数のUFOAnalyzer出力(M*.csv)からの同時観測流星検出、輻射点、地表経路、軌道の計算
- 全天の輻射点を一覧する輻射点マップ表示
- 星図上で観測流星経路と輻射点の位置関係を表示するトレイルマップ表示
- 流星経路の地図上表示
- 太陽系内軌道表示
- 流星情報データベース UFORadiant への U2_*.csv の出力
- インストール
- 動作環境は Windows 2000/Xp/Vista です。
- SonotaCo.comより UFOOxxx.zip パッケージをダウンロードします。
- パッケージを解凍してできる UO2ディレクトリを実行ディレクトリとなる適当なディレクトリ(C:\programfiles等)に配置します。
- 特別なインストール作業は不要で、UO2ディレクトリ内のUO2.exeを起動すると動作を開始します。
- アンインスール時は UO2ディレクトリを削除してください。
- UFOOxxx.zip パッケージには日本地図が同梱されています。
- その他の地域で使用する場合
- SonotaCo.com より地図データ GM*.zipを入手し、解凍してUO2ディレクトリに配置します。
- Ground Mapシート上部で Base Mapとして指定してください。
- 既存地図データがない地域で利用する場合には、SonotaCoまでご相談ください。
- 基本的な処理の流れ
- 複数地点の流星観測情報(UFOAnalyzer出力)である M*.csv を集め、特定のディレクトリに格納しておきます。
- 1.のディレクトリを Mainシートのcsv dir に指定します。
- 読み込み日付範囲を all/rage/latest などで指定し、read M.csv ボタンを押して M*.csv を読み込みます。
- 読み込み後に自動的に同時流星の検出と分析が実行されます。
- 各シートの機能を使って閲覧し、必要なら 各マップのsaveボタンで図を出力します。
- 必要なら Mainシートの save U.csv を押し、UFORadiant用の U2_*.csv を出力します。
- 操作方法
[ ベースウィンド]
ベースウィンドは、タイトルバー、左シート部、右シート部、下部のレコードリストの4つからなっています。
- タイトルバー
- 右端に 最小化、最大化、終了の3つのボタンがあります。×ボタンクリックで終了します。
- 読み込み後は以下の内容をタイトルバーに表示します。
- ID : 読み込み ID数
- rec : 読み込み全レコード数
- err : 不良レコード数
- 不完全なレコードや、データの辻褄の合わない、無視されたレコード数です。
- 無視されたレコードは UO2 ディレクトリに ErrRec.csv として出力されます。
- dup : 重複レコード数
- localtime,ID が同一のレコードは重複レコードとしてカウントされます。
- 重複レコードの中でどのレコードが計算に使用されるかは不定です。
- 重複状況は UO2ディレクトリ に DupRec.csv として出力されます。
- 0意外の数値が表示された場合には、原因を調べ、重複がないように整理してください。
- indate : 指定日付範囲内レコード数
- single : Qualityシートの Single欄での絞り込み条件をクリアしたレコード数。
- calc : 同時観測の可能性があり、計算された全軌道数 (single site モード時は表示されません)
- 1つの流星に関して、n観測あれば、最大 n*(n-1) 個の軌道数になります。
- 1ペア当たり2軌道になります。
- meteors : 流星数 (single site モード時は表示されません)
- plots : 表示数(single site モード時は表示されません)
- 左シート部 : Main,Quality,Streamの3つのシートがあます。各シートは名称のあるタブ部分をクリックすると切り替えることができます。
- 右シート分 : Radiant map, Trail map, Ground map, Orbit の4つのシートがあります。
- レコードリスト : 計算結果の一覧表です。
- 列名部分のクリックで以下のメニューが表示されます(表機能はすべての表に共通です)。
- Hide : その列を非表示にします。
- Row Select : 表示列を一覧から選択します。
- Sort + : その列の値で昇順に並べ替えます。
- Sort - : その列の値で降順に並べ替えます。
- 列の幅は列名部分の境界線のドラッグで変更できます。
- 各行では以下の操作ができます。
- クリック -> その行のみの選択オン/オフ
- ctrlキーを押しながらのクリック -> その行の追加選択オン/オフ
- 右クリック -> 行内容一覧表示
- すべての行の選択の一括オン/オフは all on / all off ボタンで設定できます。
[Main シート]
csv dir : "..."ボタンで M*.csv を読み込む入力ディレクトリを指定します。サブディレクトリがある場合にはその全てが読み込み対象になります。
out dir : "..." ボタンで マップとU.csv の出力先ディレクトリを指定します。
read M.csv : 指定ディレクトリ内の全csvを込みこみ処理します。
save U.csv : 下部のリスト内で * がついているレコード内容を out dir に csv 形式で保存します。
all : 入力ディレクトリ内の全レコードを処理対象にします。
range : 左の年月日指定欄の y1/m1/d1 〜 y2/m2/d1 (UTC) を処理対象とします。
latest : 現在の日時から 左で指定されている日数の範囲のレコードを処理対象とします。
IDリスト : 読み込まれたレコード内の全IDが表示されています。以下の指定ができます。
- * 列: * がついているIDのみが処理対象になります。
- ダブルクリックで*のオンオフを変更できます。
- all ID on ボタンで全てをオンに設定できます。
- all ID off ボタンで全てをオフに設定できます。
- key列 : * がついているIDを使用する組み合わせのみを処理対象とします。
- count列 : 読み込まれたレコード数を表示しています。
all on: レコードリストの * をすべてオンに設定します。
all off: レコードリストの * をすべてオフに設定します。
1/t : 同一流星内で、最も 総合品質尺度 QAの大きな1つの流星のみレコードリストの * をオンに設定します。
[Quality シート]
Quality シートでは、軌道計算に使用するレコードの選別条件を指定します。
- Single欄でチェックボックスがオンになっている場合、そのすべての条件を満たすレコードのみが同時流星判定に使用されます。
- Pair欄でチェックボックスがオンになっている場合、そのすべての条件を満たす結果のみがレコードリストに表示されます。
- all check ですべてのチェックボックスをオンに設定できます。
- all pass ですべてのチェックボックスをオフに設定できます。
- 無指定で、可能性のあるすべての組み合わせが計算対象となります。この場合、多くの不適切な組み合わせや精度の悪い結果が含まれます。
- 通常 QA > 0.5 の条件のみで 極端に精度の悪いものを除く選択になります。
- 輻射点座標の精度を求める場合には Edでの絞り込みが有効です。
- 速度や軌道半径の精度を求める場合には Exでの絞り込みが有効です。
- Single欄で十分精度の高い観測のみに絞り込むことによって、計算する組み合わせ数を減らし、処理速度を上げることができます。
- log チェックボックスがオンの場合、UO2ディレクトリに群分類ログ UO2_Group.log と 品質条件判定ログ UO2_Quality.log を出力します。
- Vio欄 : 軌道計算時に使用する大気減速量 Vinf - Vo を指定することができます。通常0.0で使用します。
- UTls欄 : UT1 と UTC 間の閏秒(leap second)累積値を指定します。 2007年現在 33 秒です。
Single 選択条件
名称 |
単位 |
意味 |
Qo |
deg |
観測経路角 |
dur |
sec |
継続時間 |
Nts |
sample |
継続時間内のサンプル数(フィールド数またはフレーム数) |
Nos |
sample |
継続時間内で実際に対象が検出されたサンプル数 |
leap |
% |
(Nts - Nos)/Nts*100.0 |
tme |
sec |
キャプチャ時に指定されている観測時刻精度 |
rstar |
個 |
クリップ分析時の比較恒星数 |
ddeg |
deg |
クリップ分析時の平均位置測定誤差 |
cdeg |
deg |
クリップ分析時の平均経路内位置直線性誤差 |
drop f check |
- |
キャプチャ時にフレームドロップが発生していたものを排除 |
inout check |
- |
測定した流星の始点終点が画面端に近い(視野外だった可能性が高い)ものを排除 |
Pair 選択条件(同時観測を形成する両レコードで同時に成立した組み合わせのみが選択されます)
名称 |
単位 |
意味 |
dt |
sec |
観測時刻差 (*1) |
GD |
km |
観測地点間基線長 |
Qc |
deg |
観測平面交差角 |
Ed |
deg |
輻射点位置誤差評価角(*2) |
Ex |
deg |
経路決定誤差評価角(*3) |
Vo |
km/s |
流星の観測速度 (下限の設定) |
e |
- |
離心率 (速度の上限の設定に相当) |
dGP |
deg |
地表経路の極方向の観測点間の差 |
Gm |
% |
経路の観測区間重複率 |
dV |
% |
2地点間で計算した観測速度 |
H1 |
km |
開始点高度(上限設定) |
H2 |
km |
終了点高度(上限設定) |
zmv |
deg |
天頂引力補正による輻射点位置移動角度 |
QA |
- |
総合品質尺度(*4) |
H1>H2 |
- |
開始点高度が終了点高度より低いものを排除 |
*1 : 時刻の同時性判定にはdtでの指定以外に流星継続時間とtmeが考慮されます。このこめ dt で指定されている値以上の観測開始時刻差があるものが結果に含まれることがあります。
*2 : Ed は 観測時の位置測定誤差に、経路長、輻射点離隔、観測平面交差角を加味して算出されている 輻射点位置の誤差を評価する値です。
- 以下の式により計算されています(Qr2 は終点と輻射点の離角です)。
- Ed = ( cdeg/sqrt(Nts) + ddeg ) / Qo * Qr2 / sin( Qc )
*3 : Ex は Ed に終点経路垂線角による評価を加味した値で経路上の位置計算誤差を評価する値です。
- 以下の式により計算されています(Qd2 は終点経路垂線角 で、相手側の観測平面への垂線と終点観測方向間の角度と 90度との差です)
- Ex = Ed / sin (Qd2)
*4 : QA は Qo と Ex を主にした総合評価尺度(0.0 〜 1.0)です。1.0に近いほど信頼性が高いことを示しています。
- QAは 1/t処理において自動的に1つの結果を選択するための数値であり、経験的に決定された算出式を用いています。
- 明確な基準で軌道を選択したい場合には、個別の条件設定をしてください。
- QAはQA は以下の要素を元に計算されています。
[Stream シート]
Stream シートでは群分類パラメータの設定と表示群の指定を行います。
dr%: 計算により求まった修正輻射点座標(ra_t,dc_t)とカタログ上座標間の角距離dr の カタログ上半径との比率の許容上限百分率を指定します。
- カタログ上Rが3度の場合、dr% に120を指定すると 3.6度以下の誤差を許容します。
dv%: 計算により求まった地心速度(vg)とカタログ上地心速度との速度差dv のカタログ上地心速度との比率の許容上限百分率を指定します。
- カタログ上vgが40km/s でdv% に40を指定すると±16km/s 以下の誤差を許容します。
ddays : カタログ上の出現日付範囲 M/D1 〜 M/D2 を ddays 日前後に延長して判定します。
群判定は、dr,dv,ddaysのすべてが許容される中で最もdrの小さい群に分類されます。
all on: すべての群の*をオンに設定します。
all off: すべての群の*をオフに設定します。
cnt > 0: 分類された流星数(cnt)が正のもののみ*をオンに設定します。
表中のcnt列には、その群に分類された レコード数が表示されています。Mainシートで 1/t ボタンを押すことにより、重複を省いた流星数とすることができます。
表中の行をクリックすると、その群に分類されたレコードのみを各種マップに表示できます。1/t 表示状態であった場合はそれが解除されます。改めてMainシートで操作してください。
表中の行を ctrlキーを押しながらクリックすると、追加指定できます。
re-group: 設定されている条件で群分類をやり直します。single site モードでも有効です。
[Radiant map シート]
Radiant map は サムソン図法上の全天図上に輻射点をプロットするものです。以下のオプションを指定できます。
特定の輻射点をクリックすることにより、そのレコードを選択ハイライト表示することができます。
- ra/elg: 中心位置の赤経または黄経を 度単位で指定します。
- dec/elt: 中心位置の赤緯または黄緯を度単位で指定します。
- scl : ウィンドの縦サイズに相当する角度を指定します。
- mk : 1〜4 で 輻射点マークの大きさを指定します。
- clr : 輻射点を速度に応じたカラー表示とします。 clr の設定値は-79〜79 で0.0km/sに相当する色を指定します。負でグラデーション方向が逆になります。
- star : RおよびLモードで指定等級までの恒星を表示します。
- +d : 輻射点,apex,anti-helionの計算日付を指定日数増減します。
- st: 輻射点のカタログ上位置を表示します。
- stp: 輻射点のカタログ位置を日時を無視してその極大時の位置に表示します。
- ax : 緯度経度線を表示します。
- ap : 黄道、apex(地球向点)、anti-helion(反太陽点)を表示します。
- txt : 文字情報を表示します。
- R: 赤経、赤緯モードで表示します。
- L: 黄経、黄緯モードで表示します。
- L-Ls: 黄経、黄緯モードで輻射点位置の黄経は 黄経-出現時の太陽黄経を使用します。
- vg : 地心速度を使用して色分け表示します。
- vs : 日心速度を使用して色分け表示します。
- save : 図をファイルにbmp形式で格納します。
[Trail map シート]
Trail map は 心射図法上に、観測経路、輻射点方向、観測輻射点、修正輻射点をプロットするものです。以下のオプションを指定できます。
- ra : 中心位置の赤経または黄経を 度単位で指定します。
- dec : 中心位置の赤緯または黄緯を度単位で指定します。
- rot : 中心における回転角を度単位で指定します。
- scl : ウィンドの横サイズに相当する角度を指定します。
- star : RおよびLモードで指定等級までの恒星を表示します。
- +d : 輻射点,apex,anti-helionの計算日付を指定日数増減します。
- st: 輻射点のカタログ上位置を表示します。
- stp: 輻射点のカタログ位置を日時を無視してその極大時の位置に表示します。
- ax : 緯度経度線を表示します。
- ap : 黄道、apex(地球向点)、anti-helion(反太陽点)を表示します。
- txt : 文字情報を表示します。
- save : 図をファイルにbmp形式で格納します。
Trail map 上では特定の経路(明るい緑)をクリックすることにより、そのレコードを選択することができます。
選択されたレコードはレコードリストとマップ上でハイライト表示されます。
Trail map 上には視輻射点と修正輻射点が以下のように示されています。
[Ground map シート]
Ground map は心射図法の背景地図上に観測点、観測方向、流星経路を表示します。下のオプションを指定できます。
特定の観測方向(明るい緑)をクリックすることにより、そのレコードを選択ハイライト表示することができます。
- base map : 背景地図を選択します。パッケージ添付以外の背景地図はSonotaCo.comより入手してください。
- zoom : 拡大率を指定します。
- スピンボタン : 縦横に表示範囲を移動じつす。
- center : 流星経路をできるだけ中心に表示します。
- txt : 文字情報を表示します。
- save : 図をファイルにbmp形式で格納します。
[Orbit シート]
Orbitは太陽系俯瞰図上に流星軌道を表示します。以下のオプションが指定できます。
特定の軌道をクリックすることにより、そのレコードを選択ハイライト表示することができます。
- ra : 視点位置の赤経を 度単位で指定します。
- dec : 視点位置の赤緯を度単位で指定します。
- scl : ウィンドの横サイズに相当する距離(au)を指定します。
- star : RおよびLモードで指定等級までの恒星を表示します。
- +d : 輻射点,apex,anti-helionの計算日付を指定日数増減します。
- st: 輻射点のカタログ上位置を表示します。
- stp: 輻射点のカタログ位置を日時を無視してその極大時の位置に表示します。
- ap : 黄道、apex(地球向点)、anti-helion(反太陽点)を表示します。
- txt : 文字情報を表示します。
- save : 図をファイルにbmp形式で格納します。
- 技術資料
ベースウィンドリスト内容 (U2_*.csv 内容と対応しています。single siteモード時は一部しか数値が有効になりません)
列名 |
形式 |
単位 |
値 |
備考 |
* |
a1 |
- |
*: displayed |
|
# |
d |
- |
number of meteor |
|
localtime |
a20 |
- |
YYMMDD_hhmmss |
|
mjd |
f |
day |
修正ユリウス日(UTC準拠) |
|
sol |
f |
deg |
太陽黄経 |
|
ID1 |
a20 |
- |
観測点ID |
|
ID2 |
a20 |
- |
参照観測点ID |
|
amag |
f |
- |
絶対等級 |
|
ra_o |
f |
- |
視輻射点 赤経 |
|
dc_o |
f |
- |
視輻射点 赤緯 |
|
ra_t |
f |
deg |
修正輻射点 赤経 |
|
dc_t |
f |
deg |
修正輻射点 赤緯 |
|
elang |
f |
deg |
修正輻射点 黄経 |
|
elat |
f |
deg |
修正輻射点 黄緯 |
|
vo |
f |
km/s |
観測速度 |
|
vg |
f |
km/s |
地心速度 |
|
vs |
f |
km/s |
日心速度 |
|
a |
f |
au |
軌道長半径 |
|
q |
f |
au |
近日点距離 |
|
e |
f |
- |
離心率 |
|
p |
f |
year |
周期 |
|
peri |
f |
deg |
近日点引数 |
|
node |
f |
deg |
昇交点黄経 |
|
incl |
f |
deg |
軌道傾斜角 |
|
stream |
a7 |
- |
流星群名 |
|
dr |
f |
deg |
輻射点位置誤差 |
|
dv% |
f |
% |
地心速度誤差 |
|
dur |
f |
sec |
継続時間 |
|
Qo |
f |
deg |
観測経路角 |
|
mag |
f |
- |
観測等級 |
|
av |
f |
deg/sec |
観測角速度代表値 |
|
Voa |
f |
km/s |
reserved |
|
Pra |
f |
deg |
観測経路極ra |
|
Pdc |
f |
deg |
観測経路極dec |
|
GPlng |
f |
deg |
地上経路極lng |
|
GPlat |
f |
deg |
地上経路極lat |
|
ra1 |
f |
deg |
始点赤経 |
|
dc1 |
f |
deg |
始点赤緯 |
|
az1 |
f |
deg |
始点方位 |
|
ev1 |
f |
deg |
始点仰角 |
|
lng1 |
f |
deg |
始点経度 |
|
lat1 |
f |
deg |
始点緯度 |
|
H1 |
f |
km |
始点高度 |
|
LD1 |
f |
km |
始点観測点間距離 |
|
Qr1 |
f |
deg |
始点輻射点離角 |
|
Qd1 |
f |
deg |
始点経路垂線角 |
|
ra2 |
f |
deg |
終点赤経 |
|
dc2 |
f |
deg |
終点赤緯 |
|
az2 |
f |
deg |
終点方位 |
|
ev2 |
f |
deg |
終点仰角 |
|
lng2 |
f |
deg |
終点経度 |
|
lat2 |
f |
deg |
終点緯度 |
|
H2 |
f |
km |
終点高度 |
|
LD2 |
f |
km |
終点観測点間距離 |
|
Qr2 |
f |
deg |
終点輻射点離角 |
|
Qd2 |
f |
deg |
終点経路垂線角 |
|
LD21 |
f |
km |
観測経路長 |
|
az1r |
f |
deg |
始点からみた輻射点方位 |
|
ev1r |
f |
deg |
始点からみた輻射点仰角(突入角) |
|
evro |
f |
deg |
視輻射点仰角 |
|
evrt |
f |
deg |
修正輻射点仰角 |
|
Nts |
d |
sample |
継続時間サンプル数 |
|
Nos |
d |
sample |
観測サンプル数 |
|
leap |
f |
% |
非観測サンプル率 |
|
rstar |
d |
star |
参照恒星数 |
|
ddeg |
f |
deg |
平均恒星位置測定誤差 |
|
cdeg |
f |
deg |
平均経路位置測定誤差 |
|
drop |
d |
0/1 |
キャプチャ時のドロップフレーム有無 |
|
inout |
d |
0/1/2/3 |
始点終点視野内種別
0: 始点終点が視野境界
1: 終点が視野境界
2: 始点が視野境界
3: 始点終点ともに視野内
|
|
tme |
f |
sec |
時刻設定誤差 |
|
dt |
f |
sec |
2観測点の開始時刻差 |
|
GD |
f |
km |
2観測点間距離 |
|
Qc |
f |
deg |
観測平面交差角 |
|
dGP |
f |
deg |
地上経路極方向差 |
|
Gm% |
f |
%, -km |
観測経路重複率 または 経路間距離(負) |
|
dv12% |
f |
% |
観測速度差% |
|
zmv |
f |
deg |
天頂引力補正による輻射点移動角 |
|
Ed |
f |
deg |
輻射点位置誤差評価角 |
|
Ex |
f |
deg |
経路決定誤差評価角 |
|
QA |
f |
- |
総合品質 |
|
Y_ut |
d |
year |
観測年(UT) |
V2.02追加 |
M_ut |
d |
month |
観測月(UT) |
V2.02追加 |
D_ut |
d |
day |
観測日(UT) |
V2.02追加 |
h_ut |
d |
hour |
観測時(UT) |
V2.02追加 |
m_ut |
d |
minute |
観測分 |
V2.02追加 |
s_ut |
f |
second |
観測秒 |
V2.02追加 |
[制限]
- UFOOrbitV2には以下の数量制限があります。
- ID : 1000以下
- 読み込みレコード総数 : 400000以下
- M*.csv 上の群分類名が _ で始まるものは読み込まれません。
- M*.csv 上 dur が0.01秒以下のものは読み込まれません。
- 観測方向の赤道座標と、地表座標の辻褄があわないものは エラーとして処理され無視されます。
- 日時、ID、ra1 が同一のレコードが2つ以上あった場合、いずれか1つが使用され、他は無視されます。
[外部データ入力]
- 外部データは レコードバージョン R90 を持つカンマ区切りテキスト(CSVファイル)に記入します。
- R90形式のCSVファイルを入力ディレクトリに置くだけで、通常のM.CSVと同時に入力し、同時流星発見および軌道計算できます。
- R90形式データは、最小二乗法による誤差最小極情報がないため、UFOAnalyzer出力より精度が劣る場合があります。
- 外部データは 観測地の緯度経度を正確に記入する必要があります。
- 流星の赤経赤緯が不明の場合には、観測地の緯度経度、観測方位仰角から、赤経赤緯を自動計算して使用します。
- 流星の観測方位仰角が不明の場合には、観測地の緯度経度、観測赤緯赤経から、観測方位仰角を自動計算して使用します。
- R90形式のサンプル
- レコードの説明
- Ver: R90 固定です。
- Y M D h m s 流星検出開始時刻(地方時間)です。
- Mag : 等級 (参考情報です、不明な場合は 0を設定して下さい)
- Dur: 継続時間(秒) --- 角速度算出に使用します。できるだけ正確に設定して下さい。不明な場合は0を指定します。
- Az1: 開始位置観測方位(度) 南=0.0 西=90.0--- 方位仰角が不明な場合はAz1〜Alt2はすべて999.9と指定して下さい。
- Alt1 開始位置観測仰角(度)
- Az2: 終了位置観測方位(度) 南=0.0 西=90.0
- Alt2: 終了位置観測仰角(度)
- Ra1: 開始位置赤経(度)--- 赤経赤緯が不明な場合はRa1〜Dec2はすべて999.9と指定して下さい。
- Dec1:開始位置赤緯(度)
- Ra2: 終了位置赤経(度)
- Dec2:終了位置赤緯(度)
- ID: 観測カメラ識別ID(英数16文字まで)
- Long: 観測地 東経(度)
- Lat: 観測地 北緯(度)
- Alt: 観測地 標高(m)
- TZ: 観測地タイムゾーン(時) ---日本では9.0を設定します。
[利用条件]
UFOOrbitV2 は 2004年12月に作成したUFOOrbit の改良版でSonotaCoの著作物です。
個人の非営利目的に限り無償でご使用頂けます。再配布は禁止します。
UFOOrbitが出力する図については、非営利目的の教育および学術用途には自由にお使い頂いてかまいません。
その他の使用に関してはSonotaCoまでご相談ください。
尚、UFOOrbitV2 のパーケージには、第三者の公開データを元にしたデータが含まれています。取り扱いにはご注意ください。
- 星図データ : 以下より6等級以上の明るさの恒星データをUFOシリーズ用に加工して作成しました。
- SKY2000 Star Catalog http://tdc-www.harvard.edu/catalogs/sky2k.html
- 地図データ : 以下のデータをもとに UFOシリーズ用専用形式のデータを作成しました。
- NASA スペースシャトルのレーダー観測によって作成された SRTM30
- 輻射点情報 : 以下の情報と SonotaCo Networkにおける2004年以降の実際の観測結果をもとに作成しました。
- International Meteor Organization http://www.imo.net/
- http://www.metrec.org/imc06.pdf by Sirko Molau
- http://www.nms.gr.jp/
[改版履歴]
V2.12 2008/5/25
- Unified Radinatモードで regroup するとハングするバグを修正した。
- Mainシートに auto update チェックボックス、Qualityシートに updateボタンを追加した
- auto update オン時の動作は従来どおりで、条件変更などの必要に応じて自動的に再処理する。
- auto update オフ時は、条件変更により直ちに再処理せず、Mainシートの read M.csv ボタンおよび Qualityシートの update ボタンが有効し、必要に応じて read M.csvボタンまたは update ボタン押下により再処理することとした。
V2.11 2008/2/27
V2.10 2008/2/9
V2.06 2007/10/24
- Orbitシートでscl に 0 を設定するとハングする問題点を修正した。
- single site モードでリスト上で1つが選択されているとトレイルマップで始点と0.0を結ぶ余計な線が表示される問題を修正した。
- 経度が負(西経)の場合に地上経路が表示されないバグを修正した。
V2.05 2007/9/29
- 新外部データ移入形式 R80フォーマットに対応した。
- 背景地図の切り替えが即時に反映されない問題点を修正した。
V2.02
- 結果のリストおよび U*.csv 出力 に Y,M,D,h,m,s (UT) を加え U*.csvのレコードバージョンを512とした。
V2.01 2007/5/20
- 太陽黄経がこれまで瞬時分点で計算されていたものを J2000.0 に変更した。
- single siteモードにおけるregroupで高速流星が群と判定されにくい問題を改善した。
- 地上経路の一致部分が全くない時に、Gmのチェックをオンにしても排除されない問題を修正した。
- QAの設定が保存されていなかったものを保存するようにした。
- 輻射点リストから gCmを削除した。
V2.00 2007/4/9 初版